一雲済川沿いの道を歩く⑤―ムラサキサギゴケ
背を伸ばし 青空目指す 青い花
ムラサキサギゴケとは、紫色の花を、今にも飛び立つ鷺の姿に見たてて名付けられたのですが、今の季節、ムラサキサギゴケは珍しい花でもなく、どこにでも咲いている雑草。ただ、一雲済川沿いの道で出会ったムラサキサギゴケはちょっと違っていました。
高らかに 季節を告げる 鵯の声
それは、花の色の濃さの違い。ご近所で見かけるムラサキサギゴケの花には白い部分が多く、割と明るい青い花。それに対し、近くで咲いていたムラサキサギゴケの花は、ほぼ全体が青く、最初に見た時には別の種類かと思ったくらいです。
しかし、調べてみると、この程度の色の変異はあるらしいので、どちらも同じムラサキサギゴケ。別に詐欺に遭ったわけではなさそうです。
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