「秋の彼岸」の粟ヶ岳に登る⑩―タケニグサとツリフネソウ
短冊に似たペラペラの実を風に揺らしていたのはタケニグサ。特に竹に似ているとも思えませんが、ここは粟ヶ岳ですから「岳に生えている草」と考えることにしましょう。
標高532メートルの粟ヶ岳の中腹でも、ツリフネソウが咲いていました。ツリフネソウが生育しているということは、粟ヶ岳には水が湧く場所があるということ。阿波々神社境内には「無間の井戸」があり、地域の住民たちによる簡易水道組合で管理している「阿波々の麗水」も、岩の多い粟ヶ岳にも水が湧いていることを示しています。
それにしても、粟ヶ岳とは、どうして「岳」なんでしょうか?「角川日本地名大辞典22静岡県」によれば、平安時代には「粟峰」と呼ばれていたらしいのですが・・・
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