色づき始めた「愛知県民の森」④―青い花と青い蝶
「愛知県民の森」で咲いていた淡い青色の菊はノコンギク(野紺菊)。「紺」と名付けられた菊ですから、もっと濃い青色を想像してしまいがちですが、ノコンギクには白花のものもあります。
歩き始めた頃にはまだ蕾は捻じれたままでしたが、お昼が近づき、捻じれがほつれて筒状の花の中が見えるようになったのはリンドウです。どこにでも咲いていそうなリンドウも、背の高い草に覆われた山地ではなかなか見ることはできません。
「愛知県民の森」でリンドウの花が見られたのは遊歩道脇。草刈りの手入れが行き届いている証拠ですね。
そんなところに飛んで来た青い蝶はムラサキシジミ。翅を開け、開けと念じていたら、私の気持ちが通じたらしく、ゆっくりと翅を開き「これくらいで、いい?」。澄んだ秋の空よりも青い翅表を撮影することができました。
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