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2017年10月24日

龍山の伝統行事食「亥の子ぼた餅」 静岡文化芸術大、学祭で販売

玉本代表(中央)らの手ほどきを受け、試作に挑戦する学生 浜松市天竜区龍山町で昔話採録調査に取り組む静岡文化芸術大(中区)の学生が11月4、5日に同大で開催する大学祭「碧風祭」で龍山の伝統行事食を販売する。商品名は「亥(い)の子ぼた餅」。2個入り300円。学生は1日150食の販売目標を掲げ、準備に励んでいる。両日午前10時~午後5時。

 販売するのは国際文化学科の二本松康宏教授の伝承文学ゼミ生。「龍山の伝統行事食をPRしたい」と考え、地場産品の販売などに取り組む女性有志グループ「ドラゴンママ」(玉本君枝代表)に協力を依頼した。

 玉本代表によると、「亥の子ぼた餅」は龍山町瀬尻地区では昔、12月の亥の日に、野生動物が農作物を荒らすのを防ぐために畑の隅に置いていたというが、言い伝えはさまざま。現在は高齢化により作る人が少なくなった。本来はもち米を使用するが、龍山には稲作の文化がないため芋で代用しているという。

 学生は23日、同グループの加工場(同町)で試作に挑戦した。玉本代表らの手ほどきを受け、里芋の一種「赤芽芋」とサツマイモを蒸してつぶし、形を整え、あんこで包む龍山直伝の調理法を学んだ。

 「若い子に伝統食を知ってもらえるのはうれしい」と玉本代表。3年の女子学生(20)は「龍山の良さを伝えられる商品に仕上げたい」と話した。(「静岡新聞」より)


 学生たちの地域起こしは、行事や文化を伝承することにつながります。学生たちにとっても、有意義な体験になることでしょう。



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