桜満開の粟ヶ岳ハイキング⑪―ホウチャクソウとウラシマソウ
ナルコユリかな?アマドコロかな?と思わないわけでもなかったのですが、どうやら、これはホウチャクソウ。花は吊り下がるように下向きに咲き、寺の軒先に吊り下げられる宝鐸(ほうちゃく)に似ているとしてホウチャクソウ(宝鐸草)。元々、粟ヶ岳の山頂にも無間山観音寺があったのですから、ホウチャクソウは無縁の植物ではありません。
粟ヶ岳のあちこちで見かけたのはウラシマソウ。スルガテンナンショウやマムシグサなどもあるにはあったのですが、何故かウラシマソウがいっぱい。しかも、長く釣り糸を伸ばしていましたので、まさに釣りの真っ最中。
はて?何を釣ろうとしていたのか?粟ヶ岳から下山して見ると、逆川を横切るように渡された綱に、何十匹もの鯉幟が泳いでいました。そうです。そろそろ「端午の節句」。ウラシマソウが狙っていたのは、この鯉幟だったのかも知れません。
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