三河の小京都、西尾城下町を歩く⑭―「みそぱーく」の重石(おもし)
西尾城下町を歩いたのは、6月16日と7月3日の2回。2度とも味噌醤油醸造元の「はと屋」が運営するテーマパーク「みそぱーく」に立ち寄りました。「はと屋」のこだわりは、麹を使った昔ながらの製法。無料で見学させていただくことができました。
味噌作りが行われている味噌の香りが漂う味噌蔵に入ると、大きな木の桶に大きな石が積み上げられています。味噌作りの石は、「重石(おもし)」の役割。全体に均等に重さをかけるための工夫。こうすることで、豆味噌の発酵を均一に行う助けになるそうです。
味噌蔵の中に吊り下げられていた解説看板によれば、「仕込み蔵は築百年」「優秀な菌たちが住める場所」と書かれ、鞍に棲み続ける菌に対する感謝の気持ちが伝わって来ました。
重石は花崗岩などの丸い川石。味噌蔵の外にも、ほぼ同じ大きさの石が山積みされていました。
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