三河の小京都、西尾城下町を歩く③―屏風折れ土塀
西尾城二之丸丑寅櫓の外側には、珍しい「屏風折れの土塀」も復元されています。土塀には正方形の鉄砲狭間と長方形の矢狭間が2:1の割合で造られていましたが、もしも敵が塀に貼り付くようにして攻めて来たとしたら。真っ直ぐで平板な土塀では敵を撃つことができません。
そこで考えられたのが「屏風折れの土塀」。これなら、身を塀に寄せている敵も見つけることは容易。この「屏風折れの土塀」が復元されている城は少ないとのことですから、お城マニアでなくても一見の価値あり。
私が7月3日に2度目の西尾城攻めを行ったのは、6月16日に見損なったこの「屏風折れの土塀」を見たかったからです。
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