秋を感じに、葦毛湿原を歩く⑨―サワシロギクとヒメシロネ
舌状花の数が少なく、ちょっと貧相な感じのする白い菊。湿地に生育するサワシロギクです。
サワシロギクは湿地を好むだけでなく、貧栄養の湿地に生育。以前にも紹介しましたが、葦毛湿原に貯えられている水には、鉄バクテリアによる酸化被(皮)膜が見られますが、この酸化被(皮)膜が見られる環境は、サワシロギクにとってプラスなのか?マイナスなのか?
それに対し、シソ科のヒメシロネはやや富栄養な湿地を好むとされています。葦毛湿原で咲いていたヒメシロネは、私が見る限り少なめ。葦毛湿原が貧栄養であるのは、間違いなさそうです。
関連記事