秋を感じに、葦毛湿原を歩く⑨―サワシロギクとヒメシロネ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2022年09月08日 03:14

 舌状花の数が少なく、ちょっと貧相な感じのする白い菊。湿地に生育するサワシロギクです。

 サワシロギクは湿地を好むだけでなく、貧栄養の湿地に生育。以前にも紹介しましたが、葦毛湿原に貯えられている水には、鉄バクテリアによる酸化被(皮)膜が見られますが、この酸化被(皮)膜が見られる環境は、サワシロギクにとってプラスなのか?マイナスなのか?

 それに対し、シソ科のヒメシロネはやや富栄養な湿地を好むとされています。葦毛湿原で咲いていたヒメシロネは、私が見る限り少なめ。葦毛湿原が貧栄養であるのは、間違いなさそうです。

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