出かけよう!引佐町伊平㉖―滝清水観音堂
国道257号線を走っていると、伊平の道路脇に車を止め、湧き水を汲んでいる人の姿を見たことがある人は多いと思います。「滝清水観音堂」の看板が建てられていたのは、そこよりも北側。石積みの間の管から水が流れ出ていましたが、この水が飲料に適しているかどうかは不明です。
石積みの間の坂道を登ると、ここにも初山宝林寺の法源禅師が創ったという和讃を刻んだ石碑が建てられています。
十番 瀑岩山清水寺
うつしては
ここに都の
清水の
寺はたやせぬ
滝清水かな
初山五代法源道印禅師御作
初山丗代 哲心廣文謹書
つまり、石積みの上にあるお堂が瀑岩山清水(ばくがんざんきよみずでら)寺。自然の恵みである水に感謝し、神体山からもたらされる浄らかな水を汚さぬようにと、中には千手観音菩薩像が祀られているとのことでしたが、中を覗いては見ませんでした。
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