出かけよう!引佐町伊平⑱―竹馬寺
途中で道が分からなくなり、そこに住んでいる人に道を聞き、「南無十一面観音菩薩」の幟旗が立ち並んだ石段を登って境内に到着しました。
山頂近くにある竹馬寺は決して大きなお堂ではなく、浜松市指定文化財の木造十一面観世音菩薩は実物大の写真のみ。普段、無人の堂内に本物を安置しておくのは盗難や破壊の危険があるからなのでしょう。
お堂脇の石碑に刻まれていた和讃は・・・
重くとも かろく登れや 佛坂 四方浄土を 目の前に見て
初山宝林寺5代住職・法源禅師が詠んだ御詠歌です。
そして、お堂の軒先には、絵馬と「金的中」の奉納額が。引佐地区では日置(へき)流弓道が盛んだったとのことで、境内には弓を射るための矢場もあります。
思い出してみれば、引佐町出身の私の祖父も弓をやっていましたので、おそらく同じ日置流だったのでしょう。
毎年2月、「観音の里まつり」が開催され、竹馬寺でも餅投げが行われるようですが、来年(2021)はどうなるのでしょうか?
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