出かけよう!引佐町伊平⑰―ふろんぼ様
「ふろんぼ様」って何だろう?って思ったら、宝篋印塔のような形をした墓石が並んでいます。解説看板にも「ふろんぼは古坊か古い墓の訛ったものか、古来からふろんぼと呼ばれてきた。」と書いてあり、仏坂の戦いで命を落とした武将を弔って建てられたものようです。
元亀三年十月二十二日武田信玄が遠江に侵攻した折山県三郎兵衛昌景の率いる一隊は東三河から山田鈴木石見守重好を攻めたが満光寺朝堂玄賀和尚の和議で岩見守は柿本城(山田城)を開き一族と共に三遠国境を越え伊平の鈴木出雲守の守る小屋の砦(井平城)に引退いたがこれを追って来た山県勢と仏坂で激戦を交えている。
これが「仏坂の戦」。「ふろんぼ様」に葬られているのは、井伊飛騨守や鈴木権蔵重俊らと推定されているそうです。
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