出かけよう!引佐町伊平⑬―井平城跡
観音堂の脇の山道を登って行くと、そこが「井平城跡」。「出かけよう!引佐町伊平⑩」で紹介したのは井平氏居館跡。こちらは「井平城跡」。現地に建てられていた「井平城跡(城山)」の解説看板の内容を引用させていただきます。
井平氏は井平家七代井平弥直(みつなお)の時代に分家、井平四郎左衛門直時が井平氏の祖となり、井平・花平の領主で殿村(修正テープ)に居館を構えていた。南北朝期井伊家の枝城が記されている浜名古城記に「北は伊平の川東、今城山と云う処に砦を築き井平左衛門二郎重直其の子掃(かもん)部左衛門直勝之を守る」とある。
(中略)井平城は旧鳳来寺街道上の要所に在り戦国時代小屋と呼称されていた。元亀三年十月(一五七一)武田信玄の将山県三郎兵衛昌景の率いる一隊の侵攻を受け落城している。
この付近には帯廓・土塁・井戸跡等と目される遺構が現存僅かに昔日の面影を留めている。 伊平ふるさと会 伊平観光協会
なだらかな階段状の部分には曲輪が配置され、主郭があったのは現在の民家辺り。「井平城跡」の碑が建てられているのはその家の軒先です。
グルっと回れば、土塁や切岸の跡が見られ、戦国時代の伊平に夢を馳せることができます。
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