後藤岩五郎作の龍を訪ねて西楽寺へ⑧―薬師如来坐像
西楽寺(さいらくじ)の薬師如来坐像も県指定有形化財です。「静岡県重要文化財宝 薬師如来像案内」の看板に書かれている内容は・・・
此の尊像は、高さ二尺八寸(等身大)木座像・白毫・内剣・寄木造りで藤原時代の作と鑑定されており、県指定の重要文化財である。
左右側に日光・月光量菩薩(共に立像等身大)を脇侍として泰安されている。
昭和廿六年八月廿七日、遠路詣拝なされた斯界の権威者国学院博士大場磐雄先生の検分鑑定によれば、三尊共同時代作で衣紋には鎌倉時代の有名な仏師・湛慶父子の流れも見えるが総じて定朝(平安時代の著名仏師)様式彫刻と確言されている。
まことに霊験あらたかな霊仏如来さまで、地元の人々の絶大な帰依信仰を集められている。
・・・とされ、中を覗いてみると、厨子の中に3躯の仏像が。中央の座っているのが薬師瑠璃光如来です。
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