2023年08月23日

暑い暑い!粟ヶ岳に登る⑤―茶草場

ススキ 粟ヶ岳の道路脇にはススキやササが茂り、それらを刈って干して(かっぽし)茶畝に敷いて有機肥料として利用するのが世界農業遺産として認定された「茶草場農法」。この農法により、お茶の味や香りを良くするだけにとどまらず、植物や昆虫などが共生する自然環境を守ることにもつながると評価されたのです。

ササ 今の季節、ススキやササは濃い緑色。特に希少な植物でもなく、ごく普通に見られる風景と思ってしまいがちですが、いつの間にか化学肥料や農薬を使う農業が一般的になってしまい、こんな伝統農法が伝承されている地域が減ってしまったのです。

茶畝の間に敷かれた茶草 「茶草場農法」こそが、自然と寄り添う本来あるべき安心安全な農法。国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の考え方に沿った農業なのです。




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