大洞院&遠州三山の「龍」③―可睡斎本堂と秋葉總本殿
さて、可睡斎に「龍」はいるのでしょうか?先ずは、可睡斎本堂の正面に立ち、「龍」を探してみました。
すると、唐破風の下の欄間に2匹の「龍」が彫られているのに気づきました。「龍」の下には水の流れが彫られていましたので、「火防」の意味を込めているのかも知れません。
「火防」と言えば、本堂の西側にある秋葉總本殿。海老虹梁には昇り龍と下り龍。かなり大きく胴体をくねらせていますので、見ごたえのある「龍」です。
扁額を囲んでいるのも「龍」。こちらは、間違いなく「火防」の意味。「龍」が噴き出す水に「火防」の願を込めたのに違いありません。
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