東三河「別所街道」を歩く④―池之神社と竜ヶ池
新城市川合字内貝津の次に立ち寄ったのは、新城市池場字池嶋にある池之神社。国道151号を走っている時、多くの人が必ず気づいているはずの神社です。
池之神社の創建は慶長元年(1596)。祭神は、天から降る雨を分配する天之水分命(あめのみくまりのみこと)と川やため池の水を分配する國之水分命(くにのみくまりのみこと)。どちらも農業に欠かせない水を、地域の住民たちに平等に分けることを司る神です。
そして、神社の横には、ご神体とも言える竜ヶ池があり、池の主であった竜が土地の娘と恋に落ちたが、正体を見破られたため、諏訪湖に逃げ去ったという伝説も。地名は池場、字名は池嶋。まさに、御前崎の桜ヶ池、春野の新宮池と同じ竜神伝説がここにも残されているのです。
関連記事