2023年、真冬の青谷を歩く⑨―クチナシの実とスイセン

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2023年01月18日 04:26

 黄色い菱餅の着色に利用されて来たクチナシの実。「死人に口なし」という言葉から、縁起が悪いと捉える人もいれば、「朽ち無し」と考え、縁起が好いとする人もいます。どちらと考えるかは、その人次第。同じ人でも、その日の気分で見え方も変わって来るかも知れません。

 真冬に咲く花としては、スイセンを忘れるわけにはいきません。日本の冬の風景の代表のようにすっかり馴染んでいるスイセンは、平安末期に中国から渡来したとのこと。ニホンズイセンと呼ばれてはいても、ルーツを探れば、実はポルトガルの地中海沿岸とアフリカ北部原産。

 ラッパズイセンやクチベニズイセンは外来種と言われても納得できますが、まさかニホンズイセンまで外来種だったなんて・・・。世界は広いようで狭いですね。

 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く①―枯れ葉色と赤唐辛子
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く②―ヤマアイ
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く③―フウトウカズラ
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く④―ツツジの冬紅葉
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く⑤―蔦紅葉、草紅葉とシダ紅葉
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く⑥―紅白のナンテンとマンリョウ
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く⑦―ヤブコウジとフユイチゴ
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く⑧―弾けた茶の実
 【関連記事】2023年、真冬の青谷を歩く⑩―石灰岩の石垣

 【関連記事】「遠州の小江戸」掛塚の文化遺産・津倉家住宅56―将棋盤裏に書かれた津倉勘六の名
 【関連記事】森町「町民の森」を歩く⑨―クチナシ
 【関連記事】漢方医・三輪家の薬箱⑱―「梔子」はクチナシ
 【関連記事】2022年、梅雨入り前の森町「町民の森」③―クチナシ

 【関連記事】暖かな竜洋海岸を歩く⑨―ナワシログミとスイセン
 【関連記事】春の気配の敷地里山公園⑥―スイセンとリュウキンカ

関連記事