2023年、真冬の青谷を歩く⑨―クチナシの実とスイセン
黄色い菱餅の着色に利用されて来たクチナシの実。「死人に口なし」という言葉から、縁起が悪いと捉える人もいれば、「朽ち無し」と考え、縁起が好いとする人もいます。どちらと考えるかは、その人次第。同じ人でも、その日の気分で見え方も変わって来るかも知れません。
真冬に咲く花としては、スイセンを忘れるわけにはいきません。日本の冬の風景の代表のようにすっかり馴染んでいるスイセンは、平安末期に中国から渡来したとのこと。ニホンズイセンと呼ばれてはいても、ルーツを探れば、実はポルトガルの地中海沿岸とアフリカ北部原産。
ラッパズイセンやクチベニズイセンは外来種と言われても納得できますが、まさかニホンズイセンまで外来種だったなんて・・・。世界は広いようで狭いですね。
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