令和4年11月、葦毛湿原を歩く④―スイラン
11月にもなれば、葦毛湿原も枯れ葉色に染まりかけています。そんな中で咲いていたオオジシバリやニガナに似た黄色い花を見つけた子供連れの人から「これって、何という花ですか?」と聞かれ、「すみません。ちょっと忘れちゃって、名前が思い出せません」と答えてしまいました。
この花は、キク科のスイラン(水蘭)。中部地方以西の本州から九州の湿地に分布し、15都県で「絶滅危惧種」の指定を受けている希少な植物。ごく普通に見られる花ではないのです。
でも、この黄色い花を見ただけでは、オオジシバリやニガナの仲間と思っても仕方がありませんね。
関連記事