葛の花香る天竜川河川敷④―タンキリマメとメドハギ
マメ科の「秋の七草」はハギ(萩)。「葛の花香る天竜川河川敷①」で紹介したクズやコマツナギもマメ科ですが、タンキリマメ(右の写真)やメドハギ(左下の写真)もマメ科。花の数は少ないので、クズやコマツナギほどには目立ちません。
タンキリマメの「タンキリ(痰切)」とは、タンキリマメの豆を食べると痰を切る効果があるから。メドハギの「メド(筮)」とは、メドハギの茎を昔中国で占いで使う筮竹 (ゼイチク)の代わりに、「筮(めどき、めどぎ)」として使われたからとのこと。
植物の名前を探ることで、歴史文化に行き着く可能性があるというのは、実に興味深い話。諸説あるようですが、被子植物だけで25万種ともされていますので、名前の由来を調べるのは、「草好き」の私にとっても興味深いテーマです。
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