小國神社から虫生まで歩く⑦―ヘビイチゴとコジキイチゴ
小國神社から虫生まで「施業道タチバナ線」を歩きながら、いつものように道路脇を♪キョロキョロ。赤いイチゴの実に目が留まりましたが、これはヘビイチゴ。「虫」つながりだと言えば、爬虫類だって「虫」。虫生(むしゅう)の地名にふさわしい野イチゴと言えなくもありません。
ヘビイチゴは地を這うように育つ草イチゴ。そして、初対面のオレンジ色のイチゴは木イチゴ。帰宅後に調べてみると、その名は何とコジキイチゴ(乞食苺)とあまりにも可哀そうな名前。
コジキイチゴの「乞食」は、いわゆる「乞食」ではなく、楕円形の実の形を「甑(こしき)」と見立てたところからとのこと。実の中が空洞で、「甑」としたとの説もあり、だったら、そのままコシキイチゴ(甑苺)とすれば良かったものを、どうしてこんな名前に。
さらに調べてみると、12都県で「絶滅危惧種」。私が初対面だったのにも納得が行きました。
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