小國神社から虫生まで歩く⑦―ヘビイチゴとコジキイチゴ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2022年07月07日 05:44

 小國神社から虫生まで「施業道タチバナ線」を歩きながら、いつものように道路脇を♪キョロキョロ。赤いイチゴの実に目が留まりましたが、これはヘビイチゴ。「虫」つながりだと言えば、爬虫類だって「虫」。虫生(むしゅう)の地名にふさわしい野イチゴと言えなくもありません。

 ヘビイチゴは地を這うように育つ草イチゴ。そして、初対面のオレンジ色のイチゴは木イチゴ。帰宅後に調べてみると、その名は何とコジキイチゴ(乞食苺)とあまりにも可哀そうな名前。

 コジキイチゴの「乞食」は、いわゆる「乞食」ではなく、楕円形の実の形を「甑(こしき)」と見立てたところからとのこと。実の中が空洞で、「甑」としたとの説もあり、だったら、そのままコシキイチゴ(甑苺)とすれば良かったものを、どうしてこんな名前に。

 さらに調べてみると、12都県で「絶滅危惧種」。私が初対面だったのにも納得が行きました。

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