後藤岩五郎作の龍を訪ねて西楽寺へ⑦―「馬とび」
西楽寺(さいらくじ)本堂の左脇にある観音堂には、釈迦牟尼如来と馬頭観世音菩薩が安置されていたようですが、中を覗いてみても、馬頭観音らしい像は見られませんでした。
ただ、西楽寺では毎年2月、「馬とび」と呼ばれる行事が行われているそうです。かつては、それぞれの家で飼っていた馬を競う行事だったようですが、今では子供たちがポニーに乗ったりする地域のイベント。
かつての馬は、駅馬にしても農耕馬にしても、家畜と言うよりも家族同然。「駅」の旧字体「驛」の字が「馬+睪」なのは、「驛」が馬を乗り継ぐ場所であったからです。
関連記事