後藤岩五郎作の龍を訪ねて西楽寺へ④―「後藤岩五郎」の名
次に確認したいのは「後藤岩五郎」の名。内側に回り、向拝虹梁上の彫刻を見上げると、獅子の彫刻の裏側に「東都産濱松住」「彫工 後藤岩五郎」と刻まれた名札があるのが見えました。間違いありません。さらに「由脩 花押」ともあり、「由脩」は後藤岩五郎の号と思われます。
実は、名前を確認できたのは、2度目の訪問時。デジカメの設定を変えながら何度もシャッターを切った末に、ようやく文字が読める程度に撮影することができました。(*写真をクリックすると拡大して文字が読みやすくなります)
名札があったのは獅子の裏でしたが、剣巻龍も後藤岩五郎作のはず。これで、細江町の金地院、笠井観音と併せて3ヶ所で「後藤岩五郎」の名前を確認することができました。
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