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2019年02月08日

渥美半島の表浜を歩く②―ハマダイコンの花とハマボッスの紅葉

ハマダイコン 渥美半島の海岸のあちらこちらで見られるダイコンの葉。逞しく育ったハマダイコンです。

 ハマダイコンは野菜のダイコンが野生化したとする説と、ダイコンが伝わるよりも前に渡来したものとする説があるようです。花の時季にはまだ少し早いはずですが、谷ノ口海岸ではもう咲いていました。

ハマボッスの紅葉 そして、「伊良湖岬の自然⑨」で紹介したハマボッスの紅葉も見られました。

 これら名前に「浜」が付けられた海浜植物は、海面下で生育する海草ほどではなくても、それなりに耐塩性の強い植物。貧栄養や水不足には、根を深く降ろしたり、葉をコーティングしたりして水分の蒸散を防ぐ工夫がされています。

 かつて水不足と日照りに悩まされる旱魃の地と呼ばれた渥美半島を救ったのは、大規模な豊川用水。水量の少なかった豊川の水に、天竜川の佐久間ダムから取水された水を加え、用水が半島を縦断したことにより、田原市の農業は飛躍的な発展を遂げました。

 これも、海浜植物の工夫に匹敵する水利用の知恵です。

 



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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 06:08│Comments(0)ウォーキング・ぶらり旅・町歩き野の花・植物
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