友人たちと会いに、信州松本へ⑨―旧開智学校
松本城、そして松本市役所本庁舎を訪れ、次に立ち寄ったのは旧開智(かいち)学校校舎です。見るからに堂々とした校舎は明治9年(1876)落成。玄関の上部の欄間には、三爪の龍がいましたが、さらに上には2人の天使。まさに和風と洋風とをミックスした擬洋風です。
旧開智学校の設計建築に関わったのは大工棟梁の立石清重。立石清重は江戸後期に大工棟梁の息子として生まれ、自身もまた同じ道を目指した根っからの建築士。
私が暮らす磐田市にも、やはり擬洋風の旧見付学校があります。旧見付学校の竣工は明治8年(1875)でしたので、旧開智学校はその1年後。現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎とされる旧見付学校は「国の史跡」ですが、旧開智学校は「国宝」。
う~ん・・・。
旧開智学校の西側で目に留まった「松本てまり」をつく女の子のマンホールの蓋も、旧開智学校ゆかりのデザインだったのでしょうね。
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