目で見る掛塚の防災②―東派川堤防跡
私が住む磐田市堀之内を通る県道262号豊田竜洋線の東側には、土を高く積み上げられて造られた堤防らしき土塁のような防壁があります。そして、そこに建てられている標柱には「天竜川東派川堤防跡」とあり、これがかつての東派川左岸の堤防だったのです。
そして、磐田市豊岡江口にも東派川右岸の堤防跡。東派川が締め切られ、かつての河川敷跡には、竜洋支所、竜洋中学校や住宅地などに活用されています。
東派川の分かりやすい痕跡は、「竜洋なぎの木会館」や竜洋図書館の前を流れる竜東川やその上流につながる中北川。県道259号磐田竜洋線の豊堀橋脇には「豊堀橋跡」の解説看板が建てられ・・・
明治四十二年(一九〇九)、中泉掛塚往還が堀之内を通る新しい道路になった。そのため、旧中泉掛塚往還の平間江口渡船場から、八六〇m上流にあたる天竜川東派川に、長さ二三二mの木橋が架設された。 平成十九年三月 磐田市教育委員会文化財課
看板は経年で劣化していましたので、かつての豊堀橋の写真は・・・
*今回、「目で見る掛塚の防災」と題してレポートさせていただいたのは、5月18日(土)19日(日)に開催する「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」主催の「いじゃまいかけつか・2024年春」のテーマを「防災」としたから。正月には能登半島地震が発生し、テレビの画面を通して被災現場の光景を目の当たりにしたことにより、南海トラフ巨大地震に対する備えの必要性がより身近な課題として考える機会としていただきたいと考えました。
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