「掛塚まつり」とともに、津倉家見学会⑥―3年ぶりの「掛塚まつり」
◆3年ぶり「ソーリャ」掛け声 磐田・掛塚まつり開幕
遠州・掛塚湊の歴史を伝える磐田市掛塚の貴船神社祭典「掛塚まつり」が15日、2日間の日程で始まった。新型コロナ禍で控えていた屋台引き回しを3年ぶりに実施。「ソーリャ、ソーリャ」の声と太鼓の音が青空の下に響いた。
例年は9町の屋台が神社に集結するが、今年は各町内限定で屋台の引き回しを復活させた。蟹町では屋台に上った子どもたちが太鼓や笛で「掛塚祭屋台囃子(ばやし)」(県無形民俗文化財)を奏でる中、総勢約80人で引き回し、地域の家々や介護施設の前などを巡った。
掛塚地区は、江戸から明治時代に江戸と大坂を中継する「掛塚湊」として繁栄。貴船神社は海上輸送の安全と農漁業の守護神として、地元住民の信仰を集める。(10月16日付「中日新聞」より)
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3年ぶりに開催された「掛塚まつり」。新型コロナウイルスの感染拡大に注意をしながらの開催となりましたので、旧津倉家のある「寿ぐみ」砂町の屋台も、津倉家の前の通りを行ったり来たり。16日には長い時間止められていましたので、津倉家の見学に訪れた人たちも、華やかな屋台を間近に見る機会が得られ大喜びでした。
もちろん、県指定無形民俗文化財「掛塚祭屋台囃子(ばやし)」を聴くこともできましたし、2階からは千本格子越しに虎の絵の天幕を見下ろすことも。
津倉家の玄関には祭り提灯、千本格子には扇型に開いた軒花を飾り、手作りの行燈を立てて祭り気分を盛り上げ、私たち「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」はいつも地域と一体です。来年(2023)こそは、伝統的な形での「掛塚まつり」が復活することを願っています。
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