阿蔵川沿いの春の自然⑭―絡みつく木
再び阿蔵川沿いの道を歩いている時、ふと山の斜面側を見上げると、幹なのか、枝なのか、蔓なのか、根なのか?捻じれ、捻じれて絡み合った木が目に留まりました。
阿蔵は「光明層群」に位置し、「含礫泥岩(砂岩・玄武岩)・チャート及び石灰岩の岩塊を伴う)」とされ、岩にへばり付くようにして育つ木々にとっては、決して育ちやすい環境ではありません。
そんな中で育つ痩せた木としては、捻じれたくなったり、絡みたくもなるのも仕方がありません。なりふり構わずにそこまでしても育つのは、弱さではなく逞しさ。見習うべき何かがあるような気がします。
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