「立秋」の天竜スーパー林道を走る⑧―イケマとエビガライチゴ
新型コロナウイルスの感染拡大を怖れ、県境を越えることを控えている近頃の私。そんな私にとって、天竜スーパー林道を走るのは、長野県の自然を少しでも感じたいから。ここには、長野県とつながった独特な自然があるのです。
スーパー林道に生育しているイケマやエビガライチゴも、私にとっては長野県を感じさせてくれる植物。イケマはキョウチクトウ科(かつてはガガイモ科)のつる植物。毒を含んだ根茎をアイヌ語で「神の足・大きな根」を意味する「カムイ・ケマ」と呼び、それが転じてイケマになったとのこと。
エビガライチゴ(海老殻苺)の名は、腺毛に覆われトゲトゲした萼が、エビの殻に見えるところから付けられました。秋になり、赤さを増した萼の色は、ますます茹でたエビの殻に似て来ました。
赤く熟れた実は食べられるそうですが・・・
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