北遠へお花見ドライブ⑩―カタクリ
今の時季、山野草の花を見に出かけるのでしたら北遠(浜松市天竜区)がお勧め。カタクリの花が咲いているところも、数ヶ所ありました。
ユリ科のカタクリも、「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれる植物の1つ。花弁に描かれた模様(蜜標)は、受粉を助ける蝶たちに、甘くて美味しい蜜があることを知らせるための目印。
受粉を助けるのは蝶ですが、種子を運ぶのはアリ。俯くように下向きにピンク色の花を咲かせているのは、カタクリの種子を運んでくれるアリに開花をアピールするため。そのためには、さらに手の込んだ作戦が。種子からアリを引き寄せる「エライオソーム」という物質を分泌し、アリを誘うのだそうです。
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