家康ゆかりの岡崎を歩く⑲―八帖歩道橋
さらに西へと歩くと、国道1号と248号との交差点に出ました。驚いたのは、交差点を覆うように設置されていた巨大な八帖(はっちょう)歩道橋。そもそも、歩道橋とは車道を横断する歩行者の安全を確保するため、車道と横断歩道とを立体的に分離したインフラ施設です。
交通事故対策として、地下横断歩道とともに、日本の各地で歩道橋が造られたのですが、住民の高齢化に伴い次第に撤去され始めているのが現状です。そんな中、平成元年(1989)3月に完成した八帖歩道橋は、観光用のアミューズメント施設と勘違いするほどの大きさと複雑な設計デザイン。幅が広い道路を横断歩道で渡るよりも安全かも知れませんが、高齢者や障害者にとってはかなりの負担であるのも確かです。
やがて、老朽化によって耐用年数の問題が発生するようになれば、解体撤去のニュースが流れるかも。全体の形が気になり、帰宅後に国土地理院地図の航空写真で確認してみたら、こんな形。どうですか?一度、渡ってみたいと思いませんか?
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