難攻不落の高天神城跡を歩く⑥―狛牛
高天神城には、2つのピークがあります。再び1段低い的場曲輪跡を通り、高天神社がある西側のピークを目指しました。すると、狛犬の奥に、左右1対の石造の牛が臥せていました。
高天神社の主祭神は菅原道真。高天神城を築いた時、高天神城の守護として大宰府天満宮から菅原道真の分霊を勧請したとのこと。天神様(菅原道真)と牛との関係については、道真が丑年生まれであるとか、大宰府への左遷された時に牛が泣いて見送ったなどの説があり、磐田の矢奈比賣神社(見付天神)にも狛牛があります。
天神様と言えば「学問の神」のイメージが強いのですが、ここ高天神では難攻不落の城の守り神と考えられていたようです。
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