春野中1年生と秋葉山に登る⑥―石畳の富士山
先頭グループが石畳の坂道を登り切り、未舗装の表参道入口に到着する時、まだ下にいた私は「ちょっと、そこで待ってって」と声をかけました。
実は、この日の朝、天竜川左岸の堤防道路を走っている時、空は晴れてはいても富士山が雲に隠れて見えないだろうということが気になっていました。せっかくの秋葉山ハイキングですから、冠雪の富士山を見せてあげたい、と考えていたからです。
本物の富士山が見られないのだったら、せめて偽物でもいいから富士山を・・・
つまり、これは足元にある富士山の形をした敷石のこと。これを教えてあげて喜ばせてあげたいと思っていたのです。ところが・・・
春野中1年生の中には、AKG(秋葉観光ガイド)のリーダーでもあるユリカちゃんがいるんです。そして、そのリーダーが「ねえねえ、見て、見て!」と、足元の富士山を指差して・・・
絶対に受けると思っていた私の企みは見事に失敗。リーダーにもっていかれてしまいました。ガッカリ!
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