初夏の気配の小國神社境内地⑥―シランとホウチャクソウ
この時季、開花が気になるのはクマガイソウではありますが、同じラン科で目立っているのは、やはり濃いピンク色の花を咲かせているシラン。我が家の庭でも花を咲かせています。
珍しくもないと思われがちなシランですが、自生のシランは「環境省レッドリスト」で「準絶滅危惧(NT)」。もちろん園芸品種ではありません。
そろそろ花の時季を迎えていたのはホウチャクソウも同じ。ホウチャクソウの「ホウチャク」とは、花が垂れ下がって咲く様子を、お寺の軒先の四隅に吊り下げられた飾り「風鐸=宝鐸(ほうちゃく)」に見立てて付けられた名前。小國神社はもちろんお寺ではありません。
この日(4月19日)、境内の舞殿では「古式十二段舞楽」(国指定重要無形民俗文化財)が奉納。雅楽の調べに乗せて、優雅に舞われていました。
関連記事