3歩進んだ小國神社の「春」⑦―スルガテンナンショウと蛇篭
「仏炎苞」と呼ばれる長いラッパ状のものは、サトイモ科テンナンショウ属の花みたいなもの。花序付属体の先端の膨らみが、ちょっと前を向いて曲がっていましたので、これは、静岡県、山梨県、長野県、愛知県と岐阜県の太平洋側にだけ分布するスルガテンナンショウ(駿河天南星)。ただ、私が子供だった頃には、テンナンショウの仲間は全部「ヘビコンニャク」と呼んでいましたので、これも「巳(蛇)」年の2025年に相応しい花と言えるかも知れません。
ちょっとこじつけみたいになってしまいましたが、では道路脇にある「蛇篭(籠)」はどうですか?鉄の網に石を積めて作られた、土砂崩れ防止のために設置されている針金の篭。小國神社境内地にある蛇篭はかなり長いので、これなら「巳(蛇)」年の蛇に因んだものと言ってもいいでしょう?これって、こじつけ?
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