桜満開の粟ヶ岳ハイキング⑤―茶草場にミヤマセセリ
粟ヶ岳があるのは掛川市東山。伝統の「茶草場農法」が継承され、お茶の生産と同時に生物多様性が守られているとして、平成25年(2013)に「世界農業遺産」に登録されたのはよく知られたこと。粟ヶ岳を歩いていると、ススキやササなどの茶草が刈り取られた、いわゆる「茶草場」を見ることができます。
「茶草場」はまだ枯れ葉色。そんな枯れ葉色の世界を飛び回っていたのはミヤマセセリです。翅を開いて止まっていれば、枯れ葉色の翅は保護色となり、見つけるのはかなり難しくなります。
ミヤマセセリは年1化のスプリング・エフェメラル(春の儚い命)。目にすることができるのは、春先の今頃だけ。よくぞ見つけることができたと嬉しさいっぱいでした。
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