富幕山に「春」が来た!⑥―椿
富幕山(とんまくやま)の登山道で咲いている濃いピンク色のツバキの花を見逃すことはありません。ツバキの木は1年中、艶やかな緑色の葉を茂らせていますので、庭木として植えられることが多く、決して珍しい花ではありません。
しかし、富幕山のヤブツバキはもちろん自生。花の時季は1月から3月ですから、そろそろ終わりの季節です。
それでも、「木+春」で「椿」。「冬椿」「寒椿」などとすれば冬の季語にもなりますが、「椿」とあれば、まさに春の季語。足元にポトリと落ちた椿の花だって、踏み着ける気にはなれません。
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