引佐町渋川から県境を越えて⑤―寺野橋と道標
話題は1月12日に戻ります。引佐町渋川から県境を越えるルートとして選択したのは、静岡県道298号から愛知505号へと入る渋川鳳来線。寺野を越える道です。渋川寺野は三遠南信自動車道から見下ろしたことはありましたが、集落に入るのは初めて。
橋の袂には道標が建てられていました。刻まれている文字を読むと「從是 㔫 ほうらいし道 右 うら川道」。そして、道標の横には「貞享五戊辰」の文字が刻まれているのが読み取れましたので、西暦1688年。これは、これまでに私が出会った道標としては最古。やはり、寺野川沿いの道は、古くから東三河へと続く道だったのです。
先ずは、「寺野橋」で川宇連川(かうれがわ)を渡ります。 寺野に行くには、三遠南信自動車道の渋川寺野ICへのアクセス道路でもある浜松市道。道路脇の低い位置を流れる寺野川は、寺野橋の下流で川宇連川(かうれがわ)と合流し、都田川へと流れ込んでいます。
初めて走る狭い道。寺野では満開のロウバイが迎えてくれました。
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