引佐町渋川から県境を越えて④―川宇連不動滝
川宇連を流れる川宇連川へと流れ込む支流に段差が出来、小さな滝となっている箇所があります。落差は大きくはないのですが、近くには不動明王が祀られ、滝は「川宇連不動滝」の滝と呼ばれています。
渋川の北の端の山里で暮らしは、決して楽ではないはず。しかも、車などなかった昔ならなおさらなこと。それでも、かつては秋葉街道を往来する旅人たちの宿場として賑わった時代もあったのです。
そんな川宇連の人たちが、不動明王に願ったのは何だったのでしょう?おそらく、それは人々の健康と災害除けへの祈り。時代は違っても、願うことは同じだったはずです。
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