春の風を感じ、青谷を歩く④―ヤマアイとホラシノブ
ヤマアイは昔から染料として使われて来た植物。藍(あい)と言っても、ヤマアイの葉で染めた布の色は青色というよりも青みを帯びた緑色。芽吹きの前の山間の「青」と似ているのかも知れません。
赤く紅葉しているシダ植物はホラシノブです。ホラシノブの「ホラ」は「洞」の意味。日陰を好むシダ植物で、洞窟にも生育するという意味。青谷には小堀谷鍾乳洞もありますが、紅葉したホラシノブが見られるのは「青谷不動の滝」の近くです。
春なのに、秋を感じさせる地味な紅葉です。
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