小正月を迎えた佐久間町松島区

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年01月16日 05:42

 佐久間町松島区はJR飯田線「城西」駅周辺。国道152号も通っていますので、車で水窪へ出かけたことがある人なら必ず通っている場所です。

 私が立ち寄ったのは1月14日でしたので、15日の小正月を前に各戸の玄関先には、ちょっと懐かしい山里の風景が見られました。

 一番多く見られたのは松の枝に御幣を縛り付けた松飾り。「嘉永三戌年」(1850)建立の「金毘羅大權現 秋葉山大權現」と刻まれた碑にも、観音様の祠に並ぶ石仏にも、松飾りが供えられています。

 玄関先には男木に似た竹飾りが立てられ、注連縄やサカキの葉も。小正月を迎えるにあたり、地域住民の厄除招福への強い願いが込められている風景でした。

 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる①―「佐久間民俗文化伝承館」の男木とにゅうぎ
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる②―南野田の「畑締め」
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる③―青崩峠へと続く古道
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる④―道具の歳取り
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑤―切り初め
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑥―暮らしのすぐそばにいる神々
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑦―屋敷神
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑧―萱、茅、薄、芒
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑨―掛塚・津倉家の山
 【関連記事】小正月の南野田を訪ねる⑩―かまどの神様

 【関連記事】「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと①―「釜の神様」のお帰り
 【関連記事】「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと②―鹿うち神事
 【関連記事】「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと③―にゅうぎ
 【関連記事】「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと④―道具の年取り
 【関連記事】「さくま郷土遺産保存館」で学んだこと⑤―男木

 【関連記事】水窪・神原八幡宮と薬師堂の男木
 【関連記事】山住神社に残る雪と男木

関連記事