難攻不落の高天神城跡を歩く⑪―三の丸跡
「三の丸跡」の看板が建てられていたのは、縄張りの南東の位置。本丸よりも一段低い場所です。
高天神城があった高天神山(鶴翁山:かくおうざん)にはピークが2つあり、本丸と二の丸の城郭が東西に離れて建てられ、攻撃する側からすると、どちらを攻めるべきか難しい選択を強いられる城。高天神城には、さらに一段低い場所に三の丸がありましたので、ここを攻めようとすれば、当然、すぐ上にある本丸からの攻撃を受けることになります。
高天神山にあった高天神城。城郭に付き物の高い石垣などは見られませんが、まさに天然の要害となる地形を生かした縄張りが、難攻不落とされた所以と思われます。
なぜか、公衆トイレには「かわやでござる」の看板が。ちょっと笑ってしまいました。
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