粟ヶ岳の夏山歩き⑪―「かっぽしテラス」から見た富士山
標高532メートルの粟ヶ岳の山頂にあるのは、阿波々神社だけではありません。遠くからでも粟ヶ岳と分かるのは、「茶」文字とアンテナ群。そして、「かっぽしテラス」です。
「かっぽしテラス」の正式な名は「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」。そもそも「かっぽし」とは、茶園の畝間に敷くススキなどを干すため、円錐形に束ねた「刈り干し⇒かっぽし」の意味。展望ロビーに上がれば、2つの大きな「かっぽし」がデンと据えられ、東の端が富士山ビューポイントです。
ところが、肝心の富士山は、かろうじて山頂付近が見えただけ。しかも、もう少ししたら、全部隠れてしまいそう。「♪あ~たまを雲の う~えに出し」の歌の通りだと思えば、それも納得。
そんな富士山に対し、大井川河口方面は雲一つない夏空でした。
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