井伊谷宮&龍潭寺に初詣⑨―補陀落の庭と小堀遠州作庭園
せっかく龍潭寺に行ったのですから、せめて「補陀落の庭」と小堀遠州作庭園は紹介しましょう。
「補陀落(ふだらく)」とは、インドの南海岸にあり観音が住むといわれる山。そんな霊場を模したのが「補陀落の庭」というわけですが、龍潭寺の5本の指を広げた手の平を広げたような形をした枯山水の庭は、浜名湖を模したとも言われています。
そして、寺の北側にあるのが小堀遠州が作った庭。こちらの池には水が湛えられ、守護石、仁王石、礼拝石などの石が配置されています。
冬は太陽の角度が低く、日陰になっている部分もありましたが、庭を鑑賞する時にはまず座り、視線を低くして眺めるのがポイント。歩きながら横目で眺めるだけでは、庭の美しさは分かりません。
「あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ」。
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