秋本番の秋葉山に登る⑨―お茶の花と実
かつての秋葉山の道はただのハイキングロードではなく、山頂にある寺や神社にお参りするための表参道。途中には数軒の茶店もあり、お茶の栽培なども行われていたようです。
その名残りをとどめるのは、参道脇に咲いている白いお茶の花。お茶の木はツバキ科ですから、花もサザンカにそっくりです。
それもそのはず。そもそもサザンカ(山茶花)とは、「山に生えているお茶の花」の意味。サザンカの新芽もお茶の葉として利用されていたそうです。
そして、お茶の木には、すでに実もなっていました。以前は、茶の実も「茶の実油」として利用するため、拾い集めて出荷。私たちが子どもだった頃には、お小遣い稼ぎとしてお茶の実拾いをしたものです。ああ、懐かしい・・・
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