秋本番の秋葉山に登る⑥―赤い九里橋とヒメツルソバの草紅葉
秋葉山表参道の始まりはどこからなのか?今がどの辺りにいるのかを参拝者に知らせるため、表参道を50町に区切り、「第〇町目」の刻んだ町石を立ててはいるのですが、その起点となるところがはっきりとしません。
旧表参道は現在の駐車場からの道ではなく、下社の裏側「原」の集落を通っていたようですから、起点はその辺りだったとは思います。しかし、何となくですが、私にとっての表参道の始まりは、栃川に架けられた赤い九里橋。そこから続く石畳の急坂を登るのが、秋葉神社登拝者に課された最初の試練です。
石畳の脇で花を咲かせているヒメツルソバの葉が、赤く色づき始めていました。これは草紅葉。もう少しすれば、秋葉山表参道に相応しく濃い秋葉色に染まって来ることでしょう。
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