大井川の蓬莱橋を渡る⑫―牧之原大茶園

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年05月27日 03:54

 中條金之助景昭之像が建てられた高台から見下ろすと、茶刈りが済んだ広大な茶園が広がっているのが見張らせます。茶園は南東を向いた傾斜地。ただし、日本一の茶生産地の茶園は、さらに北へ西へと広がっていますので、中條金之助景昭之像は写真の茶園に背を向け、その視線は遥か上に向けられています。

 明治2年(1869)、徳川家臣団や大井川川越人足たちによって開拓・造成された日本一の大茶園。磐田原や三方原でも同様に茶業が振興されたのは、茶が対外貿易の最大輸出品として注目されたからでした。

 残念ながら、富士山は姿を見せませんでしたが、大井川の下流方向に目をやれば、平成6年(1994)に供用が開始された県道34号の島田大橋が見えました。

 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る①―農林課所掌の賃取橋
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る②―世界最長の木造歩道橋
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る③―「令和」の札
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る④―蓬莱橋の由来と「七福神の小径」
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑤―「縁結び地蔵」の❤ハート石
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑥―「愛和の鐘」と「長寿の鐘」
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑦―貝群化石
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑧―初夏の花
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑨―スイカズラとテイカカズラ
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑩―中條金之助景昭之像
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑪―伊佐新次郎の「龍」と植木の「龍」
 【関連記事】大井川の蓬莱橋を渡る⑬―再び897.4メートル

関連記事