三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く①―釣の秋葉山常夜燈
「姫街道」とは、静岡県磐田市見付から県境を越え、愛知県豊川市御油町とを結ぶ街道。そんな「姫街道」を、浜松市浜名区三ヶ日町から愛知県豊橋市嵩山(すせ)町まで歩いてみました。
参考にしたのは、浜松市三ヶ日支所でいただいた「三遠国境の本坂通 姫街道」のパンフレット。スマホのGoogleマップも参考にしながら、最初の立ち寄りは「釣の秋葉山常夜燈」。
ここは、三ヶ日町釣(つり)。「■秋葉山常夜灯■」の解説看板には・・・
これは釣村の秋葉山常夜灯は、明治14年の棟札がある。石灯籠は大正5年12月の刻印がある。
秋葉山に行く街道の案内と村では代参でお詣りに行き、ここで秋葉まつりをおこない火防のお札を配ったとされる。
確かに、姫街道沿いに建てられていますので、道標の役割も果たしていたと思われる常夜燈。灯籠の火を雨から守るために造られた覆い屋は明治14年建立と言うことは、西暦1881年。143年前に建てられた古い木造建築ということです。
そして、釣の秋葉山常夜燈が火防の願いを込めて建てられたことを想像させるものが、すぐそばにありました。それは、防火用水。近頃、見かける機会が減って来ましたが、農村部にはまだ残されているのですね。
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