旧金指街道を歩く⑭―野原神社
実相寺の道を隔てた東側に野原神社がありました。解説看板によれば・・・
野原神社は[東の宮]と呼ばれており湖北高校正門付近に在りました。もう一つ[西の宮](六所神社が同高北西側に在りました。1583年の年貢納入文書に地名が記されており、それ以前からのお宮が存在していたと思われます。
1874年(明治7年)一村一社制により二つの宮が合祀され、現在の地に移設されました。
・・・とあり、石の鳥居に刻まれていたのは「明治四十四年八月建之」の文字。「主祭神 大国主命」とも書かれていますので、農業神としての信仰だったのでしょうか?8月の祭りには、拾區・新緑連・本町組・栄町組・本郷組・新道組の屋台が曳き回されるとのことですが、金指の急傾斜の坂道を登るのは大変なこと。
境内の片隅には「秋葉山夜燈」と刻まれた常夜燈の竿部もあり、もしかしたら合祀以前の常夜燈だったのかも知れません。
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