東三河「別所街道」を歩く⑥―神前型「秋葉神社」常夜燈
池之神社境内の外に建てられている神前型の常夜燈にも、新城市川合字内貝津の常夜燈と同じように「秋葉神社」の文字が刻まれています。新城市川合字内貝津の常夜燈が建立されたのは「明治二十年」(1887)でしたが、新城市池場字池嶋の常夜燈は4年前の「明治十四年六月」(1879)の建立。
時代を遡れば、山間の地、奥三河では焼畑農業が盛んだったと思われます。焼畑農業には、水と火とが欠かせません。そのため、水の神である池之神社が祀られ、火の神である秋葉山への信仰が盛んになったのでしょう。
火袋の下の中台の正面に刻まれている竜は、いざという時に水を噴き出す水神でもあるのです。
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