引佐町渋川から県境を越えて⑱―秋葉山常夜燈
そして、お堂の脇に建てられていた石燈籠の竿には「秋葉山」と刻まれていましたので、明らかに秋葉山常夜燈。夜な夜な明かりを点して村内を見守り、地域一体となって火防への強い意識を統合する象徴でもありました。
竿の脇には「文政三辰十一月吉日」ともありましたので、西暦1820年の建立。これこそまさに、秋葉街道に建てられた秋葉山常夜燈です。
火袋の下部に掘られた龍に似た動物は?もしかしたら、これは龍ではなくて、口から水蒸気を噴き出すとされる「蜃(しん)」かも知れません。
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